クローゼットのあれこれ

こんにちは。リフォームアドバイザーの大場です。

リノベーションにおいて収納をどこにどれだけ設けるかは大きなテーマの一つです。最近ではウォークインクローゼット以外にもファミリークローゼットという種類も人気ですが、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。今回は「クローゼット」について今一度掘り下げてみます。弊社の事例も多数紹介しますよ。

■5種類のクローゼットタイプ

まずはクローゼットの種類についてご紹介。代表的な種類は、次の5つです。

①壁面クローゼット

最もオーソドックスなタイプで、押入を壁面クローゼットにする工事はリフォームの定番です。壁に沿って収納スペースを作り、扉を設置します。奥行きの違いで内部の用途を決めることが多いです(布団収納・お洋服収納)。扉は2枚か3枚の引き戸か折れ戸が定番。開口が広い折れ戸なら従来の押入+天袋の形と違って一目で内部を見渡せるので、整理整頓がしやすいですね。

②オープンクローゼット

壁面クローゼットに扉をつけないタイプです。扉がない分、圧迫感が軽減されるので、小さな個室にオススメ。中が見えるのが気になるならば、ロールスクリーンを取付すると良いでしょう。扉がない分コストが抑えられますが綺麗に保つのはちょっぴり大変かも。

③ウォークインクローゼット

納戸のように人が中に入れる個室タイプの収納を、ウォークインクローゼットと言います。通路が必要で収納部分の面積が広くなってしまいますが、スーツケースや季節家電などかさばるものも気軽に収納できるのがメリットです。入り口の扉をしめてしまえば中が見えないので、整理整頓が苦手でも収納しやすいのも支持されるポイントです。コストのかかる建具は1カ所で済むため、収納量の割にはリーズナブルなことも人気の理由。

④ウォークスルークローゼット

2カ所の出入り口があって、通り抜けできるタイプを、ウォークスルークローゼットと言います。寝室~洗面室の間の通路を近くするなど、効率の良い動線を作りたい時におすすめです。また、自然光や通風を確保しやすいのもメリットです。

⑤ファミリークローゼット

家族全員の衣類や荷物を一ヵ所にまとめて収納するクローゼットを、ファミリークローゼットと言います。家族それぞれの個室ではなく1カ所に収納できるので、家事負担が軽減されます。

■生活に合ったクローゼットの場所を検討する

家族の動きや家事の流れを考え、ライフスタイルに合った場所に収納を配置したいですね。リノベーションでおすすめのクローゼットの場所をいくつかご紹介します。

①玄関のそば

コートや上着、バッグなどをリビングに持ち込まず、玄関周りやシューズクローゼット内に収納するスペースを設けておくと、ソファやテーブルへの「ちょい置き」がなくなり、散らかりにくくなります。

②バルコニー近く

乾いた洗濯物を移動せずにしまうことができれば、家事の負担はかなり減ります。

③寝室内・寝室隣り

起きてすぐ着替えたい方や、家族それぞれの衣類を個別に管理したい方には、寝室に大きめのクローゼットを設ける方がいいでしょう。ウォークスルータイプのクローゼットにすると、回遊性も確保できて時短に繋がります。

まとめ

リノベーションでは、間取りやコスト・ライフスタイルに合わせた収納の選択が大切です。マンション専門の弊社では、マンションならではの様々な形のクローゼットの施工実績がございます。掲載した事例はほんの一握りです。他の事例が気になる方は是非お気軽にお問い合わせください。

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