スマートメーターってなに?アンペアブレーカーとの関係と、分電盤について徹底解説

スマートメーター(電気メーター)とアンペアブレーカーと分電盤について、お話させていただきます。

2020年くらいまでに、関東のほとんどの世帯の電気メーターは、(東京電力が無償にて)スマートメーターに交換されています。

従来型メーター
スマートメーター

従来型メーターからスマートメーターで変わったところを簡単に説明させていただくと、下記のようになります。
・ご家庭の電気使用状況が随時(30分ごとに)確認できる。
・月々の電気使用量が、目視による検針から、通信によって自動検針される。
・アンペアブレーカーの契約容量が、通信によって変更可能。

従来型メーターですと、契約容量を30A(アンペア)から40A(アンペア)に変更しようとすると、東京電力に連絡して、分電盤内にあるアンペアブレーカーを、東京電力が、30A(アンペア)のブレーカーから40A(アンペア)のブレーカーに交換しないと、契約容量は変更されませんでした。

スマートメーターで、アンペアブレーカーのある分電盤の契約容量を変更すると、東京電力が、アンペアブレーカーを撤去して、分電盤内のアンペアブレーカーのところに、白い箱のようなものを設置します。

スマートメーターにはアンペアブレーカー機能が内蔵されていて、実際はアンペアブレーカーが必要ないため、アンペアブレーカーのない分電盤のように小型の分電盤に変更できます。

アンペアブレーカーのある分電盤
アンペアブレーカーがない分電盤

ちなみに、停電になった場合、従来型メーターの場合、落ちたアンペアブレーカーを上げて、復旧していたかと思います。スマートメーターの場合、約10秒後に勝手に復旧します。

アンペアブレーカーのある分電盤から、アンペアブレーカーのない小型の分電盤に交換しようとすると、大きさが小型になるため、分電盤まわりの壁の穴を復旧する工事も発生してしまいます。

分電盤だけをアンペアブレーカーのない小型の分電盤に交換することは、あまり現実的ではないと思いますが、なにかちょっとしたリフォーム工事の際には、分電盤も交換してみるのはいかがでしょうか。

監修者:リファイン新松戸/工務・現場監督 的野 憲一郎

Comments are closed.