「COZY」心地よい暮らしのつくり方~家がもっと好きになるリノベのコツ~

あなたの「心地よい暮らし」を見つけるために

忙しい日常に追われる中で、ふと家に帰ったとき、心からリラックスできる空間を求めていませんか?「COZY心地よい暮らし」は、そんなあなたのために、家をもっと居心地のいい場所に変えるヒントをお届けします。このコラムでは、生活をより豊かにするためのアイデアやアドバイスを、6つのテーマに分けて紹介していきます。

あなたの理想の暮らしを実現するために、何が必要なのか、どんなポイントに気をつければいいのか、ひとつひとつ丁寧に探っていきましょう。

1、COZYとは? 心地よい暮らしの本質

「COZY(コージー)」という言葉を聞いたことがありますか?
英語で「居心地が良い」「心地よい」「ぬくもりのある」という意味を持つこの言葉。北欧をはじめとする海外では、単なる快適さを超えて「自分らしく、リラックスできる暮らし」を表す言葉としてよく使われています。家は、ただの住む場所ではなく、家族の絆を深める場所であり、心がほっとする空間です。仕事や育児、日々の忙しさで疲れた心と体を癒してくれる場所として、COZYは最適です。温かみのあるインテリア、心地よい照明、家族との時間を楽しむためのレイアウトが揃った住まいは、毎日の暮らしに大きな喜びを与えてくれるでしょう。

今の暮らしに満足している方もいれば、もっと自分らしい空間が欲しいと思っている方も多いはず。そんな時に「COZY」を意識することで、心と体に優しい空間を手に入れることができます。

COZYな暮らし=「心の豊かさ」

COZYな暮らしは決して特別なものではありません。豪華なインテリアや高価な家具をそろえることではなく、「自分にとって心地よい空間をつくること」。それこそが本当のCOZYです。

例えば、

  • お気に入りのマグカップで飲む朝のコーヒー
  • 陽だまりの中で読む本の時間
  • 家族や友人と囲む手作りの食卓

こうした何気ない日常の中にこそ、COZYなひとときは、ふとしたところにあります。

手軽に取り入れやすいCOZYの考え方

「COZYな暮らしをしたい」と思っても、何から始めればいいのか迷ってしまうこともありますよね。そんなときは、まず「小さな幸せを見つけること」から始めてみるのがオススメです。

例えば、

  • 断捨離で不要なものを手放し、好きなものだけに囲まれる
  • 100円ショップやDIYを活用しながら、自分らしい空間を作る
  • 季節の花や自然素材を取り入れて、心が落ち着くインテリアを演出する
  • 収納を見直して、スッキリ使いやすく整える
  • 自分好みの香りや照明を取り入れて、リラックスできる雰囲気をつくる

ほんの少しの工夫で、今の暮らしがぐっと心地よくなるはず。無理せず、自分に合ったペースで楽しみながら、COZYな空間をつくっていきましょう。

2、心地よい暮らしに必要なこと

COZYな暮らしを実現するには、何が必要なのでしょうか? それは、単におしゃれな部屋をつくることではなく、「自分らしく、快適に過ごせる環境を整えること」です。

今回は、心地よい暮らしを叶えるために大切な3つのポイント——「収納」「間取り」「インテリアデザイン」について詳しくご紹介します。

1⃣ 収納:スッキリ整え、心の余裕を生む

「片付けてもすぐに散らかる……」 そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか? 実は、収納を見直すことで、暮らしの快適さは大きく変わります。

◇ 使いやすい収納のコツ

  • 動線を意識する:よく使うものは手の届く場所へ。使用頻度に応じた収納でストレスを減らす。
  • 見える収納と隠す収納を使い分ける:生活感の出るものはボックスやカゴにまとめ、見た目もスッキリ。
  • 「とりあえず置き場」を作らない:一時的な置き場が増えると散らかりやすくなるため、定位置を決める。
インテリアとしての収納
壁面に大容量のクローゼット
土間収納

2⃣ 間取り:暮らしに合わせた快適な空間づくり

家の間取りは、心地よい暮らしを左右する重要なポイントです。 ライフスタイルに合った動線やレイアウトを考えることで、家事や生活がスムーズになります。

◇ 快適な間取りのポイント

  • 家事動線を短くする:キッチン・洗面所・ランドリースペースを近くに配置すると、家事がラクに。
  • 家族のコミュニケーションが取りやすい空間にする:リビングを中心にした間取りにすることで、自然と会話が生まれる。
  • メリハリのある空間づくり:リラックスする場所と集中する場所を分けることで、暮らしがより快適に。
家事ラクな横並びキッチン

3⃣ 自分好みのインテリアデザイン

インテリアは、自分の「好き」が詰まった空間にすることが大切です。 豪華な家具をそろえる必要はなく、自分にとって心地よいと感じる要素を取り入れるだけでOKです。

◇ インテリアの工夫で暮らしを豊かに

  • 色のトーンを統一する:ナチュラルカラーやアースカラーを使うと落ち着いた雰囲気に。
  • 自然素材を取り入れる:木の家具や観葉植物は、温もりのある空間を演出。
  • お気に入りの小物でアクセントをつける:クッションやラグ、アートを飾るだけで部屋の雰囲気が変わる。

「この部屋が好き!」と思える空間は、それだけで気持ちを穏やかにしてくれます。

収納・間取り・インテリアを工夫することで、心地よい暮らしはすぐにでも実現できます。 大切なのは、「自分らしい快適さ」を見つけること。


3. 「心地よい空間」を作なら、まずは自分を知ることから。

1⃣ 自分らしいを大切に

「心地いいな」と感じる空間やアイテムは、実は無意識のうちに自分のまわりに集まっていることが多いものです。でも、いざ「どんな空間が好き?」と聞かれると、すぐには答えられないこともありますよね。

例えば、木のぬくもりを感じる家具や雑貨が気になることはありませんか?もし「木の素材が好きかも」と思うなら、リビングに木製の家具を取り入れてみるのもおすすめです。自然と落ち着ける空間になり、お部屋全体がやさしい雰囲気に包まれます。

一方で、シンプルなデザインやスッキリとした空間が好きな方なら、白やグレーを基調としたインテリアが心地よく感じられるかもしれません。好きなテイストを少しずつ取り入れることで、より自分らしい空間が生まれます。

また、普段よく行くカフェやホテルで「この雰囲気、なんだか落ち着くな」と感じたことはありませんか?例えば、木のテーブルやグリーンが飾られた空間に心地よさを感じるなら、それをおうちにも取り入れてみるのがおすすめです。リビングに観葉植物を飾ったり、壁をナチュラルな色に塗り替えたりするだけで、おうちがほっと落ち着ける場所に変わっていきます。

さらに、空間の「色」にもこだわると、より心地よさを感じやすくなります。たとえば、青色が好きな方は、寝室の壁に淡いブルーを取り入れてみるのも素敵です。ブルーには気持ちを落ち着かせる効果があるため、リラックスしながらぐっすり眠ることができます。

一方で、明るく元気な雰囲気が好きな方は、リビングに黄色やオレンジなどの温かみのある色を取り入れるのもおすすめです。色の効果を上手に活かすことで、より自分に合った心地よい空間をつくることができます。

大切なのは、「なんとなく好き」「居心地がいい」と感じるものを大事にすること。自分の感覚を信じて、少しずつお気に入りの空間をつくっていけば、おうちがもっと心からくつろげる場所になるはずです。

2⃣ 大切にしたいことはなにか

家はただの「住む場所」ではありません。それは、日々の生活を支え、心と体をリセットしてくれる大切な場所です。だからこそ、「自分がどんな暮らしをしたいか」、「どんなことを大切にしたいか」を考えることが、心地よい暮らしを作るための鍵になります。

例えば、家族との時間を大切にしたいと思ったとき、「リビングやダイニングを広くする」「大きなソファを置いてみんなでテレビを見たり、おしゃべりをしたりする」などです。また、キッチンからリビングが見渡せるようにすることで、料理をしながらも家族との会話が楽しめ、家全体が一体感を持つことができます。こうした工夫をすることで、家族全員が心地よく、楽しい時間を過ごすことができます。

また、趣味を大切にしたい方にとっては、趣味の時間を過ごせるスペース作りも大切です。例えば、読書が好きな方は、リビングの一角に本棚を設置し、お気に入りの本を並べることで、落ち着いた時間を過ごすことができます。音楽が好きな方は、防音対策を施して、好きな楽器を弾けるスペースを作ることで、リラックスした時間を楽しむことができます。自分の時間を大切にするためのスペース作りが、心地よい暮らしの一部として活かされます。

このように自分が大切にしたいことを明確にすることで、家づくりの方向性が自然と見えてきます。そして、それを家のデザインや間取りに反映させることで、家が自分にとって本当に心地よい場所となります。自分の価値観に合った家づくりをすることで、毎日がもっと楽しく、リラックスできるものになるでしょう。

お気に入りに囲まれる空間
窓際にヌック
自分の時間を大切にした間取り

4.心地よい暮らしが健康に与える影響

たとえば、部屋いっぱいに太陽の光がたっぷり入るとしたらどうでしょうか。朝、カーテンを開けて明るい光を浴びるだけで、気分がすっきりして自然と前向きな気持ちになれそうですよね。これは「セロトニン」という幸せホルモンが分泌されることで、心が安定し、気分が整うからなんです。特に、季節の変わり目や朝起きたときに気分が落ち込みやすい方には、自然光をしっかり取り入れることがとても効果的。太陽の光が、心も身体も元気にしてくれるのです。

そして、夜の過ごし方も大切です。例えば、寝室の環境を少し整えてみるだけで、睡眠の質がぐんと上がります。湿度を適度に保てる素材を使うことで、空気の乾燥を防ぎ、喉や肌への負担を軽減できますよね。特に乾燥しやすい季節は、朝起きたときに喉が痛くなったり、肌がカサカサすることもありますが、快適な湿度を保つことでぐっすり眠れ、体調を整えやすくなります。質の良い睡眠がとれると、免疫力がアップし、風邪をひきにくくなるなど、健康面でも良い影響が期待できます。

このように、ちょっとした工夫が、心地よい暮らしの第一歩になります。環境が整えば、毎日をストレスなく過ごせるようになり、心も体も軽やかに。あなたも、自分に合った快適な空間をつくって、より健やかで幸せな毎日を手に入れてみませんか?

光と風が心地よいLDK
充実したおやすみtime
ペットと暮らす

まとめ 〜COZYな暮らしを叶えるリノベーションのすすめ〜

毎日忙しく過ごす中で、家に帰ったときにほっと落ち着ける空間があると、それだけで気持ちが安らぎますよね。「COZYな暮らし」とは、高価な家具や豪華なインテリアではなく、自分にとって心地よい環境を整えること。例えば、朝のコーヒータイムや家族と囲む食卓、ふとした瞬間に感じる居心地の良さが、暮らしを豊かにしてくれます。

しかし、「収納が足りない」「間取りが使いづらい」など、今の住まいに少し不便を感じている方も多いのではないでしょうか。そんなときに考えたいのが 「リノベーション」 という選択肢です。

リノベーションは、ただ家を新しくするだけではなく、今の暮らしにフィットした空間をつくることで、より快適で自分らしい住まいを実現できます。例えば、収納を増やしてスッキリ片付く家にしたり、家事動線を工夫して毎日の負担を減らしたり、好きなデザインに囲まれた空間をつくることも可能です。

小さなリフォームから始めることもでき、壁紙を変えたり、照明を工夫したりするだけで、お部屋の雰囲気は大きく変わります。大切なのは 「自分にとっての心地よさ」 を見つけ、それを住まいに反映させること。

あなたも、COZYな暮らしを叶える一歩を踏み出してみませんか?

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