こんにちは。リフォームエンジニアの五十嵐です。
今回は家具・本棚・食器棚などの収納家具に取り付けて地震に有効な転倒防止器具のお話です。
地震の時に家具が転倒すると、逃げ口をふさがれたり、飛散物でケガをしたり、家具の下敷きになるなど、様々な被害が想定されます。
被害をより小さくするためにも、日頃から地震対策は万全にしておきましょう。
地震対策3種ご紹介します!
◆L型金具:効果大!
家具転倒防止に一番効果があるのが、L型金具です。
家具と壁を木ネジやボルトによって固定するもので壁の強度が必要です。
壁裏の間柱を探して木下地に取り付けることが大切です。
◆突っ張り棒:効果大!(合わせて使うと強度が上がる)
家具と天井の隙間に取り付けます。
家具と天井の間が狭く、奥行きがある家具に使うと効果が大きい。
ストッパーなどと合わせて使用すると、より強度が上がります。
天井に強度が必要で奥行のない本棚や天井との間隔が大きい場合は不向きなので、使用には注意が必要です。
設置方法のポイントは、家具の手前ではなく奥に設置する!です。
◆転倒防止ストッパー:効果小(お手軽だが、単独では効果は薄い)
家具の手前床にくさび上に挟み込み壁側に傾斜させて使用します。
背の高い家具は単独での使用は不向き。
おわりに
他にもベルトタイプ・チェーンタイプ・粘着マットなど様々な種類があるので、組み合わせての使用で強度が増します。
寝るスペースや座る場所に背の高い家具をなるべくおかないのがいいのですが、広さや収納量等の問題もあると思います。
置き方を工夫したり、背の低い家具を選ぶなど地震時に少しでも安全な対策をとりましょう。