店長のつぶやき「マンションリノベの断熱改修」

皆様こんにちは。店長の関です。

マンションの断熱性

今年は、7月から全国で40度に迫る猛暑で“災害級の暑さ”が続きました。エアコンを使わずに体調をくずす高齢者も相次いでいます。また、若い世代が中古マンションを検討する際に、最も不安に感じる「耐震・断熱・配管のインフラ」についての情報が少ないな~と感じています。

1970~1980年代に建てられた鉄筋コンクリート造マンションは、木造戸建てよりも気密性が高いため、断熱はあまり重視されませんでした。しかしコンクリートは熱を蓄えやすく家の中に熱がこもりやすく、高気密のため空気が入れ替わらず、水蒸気がとどまって結露する低断熱とも言えます。つまり、快適に暮らすためにはマンションの断熱性を上げる必要があるのです。

断熱改修のご紹介!

今回は、夏の暑さを解決して、冷房費を節約する断熱改修をご紹介します。

壁の断熱

1つ目は、壁の断熱です。外壁面のコンクリートに約5cmのフカシ壁をつくり、発泡スチロールのような断熱材ボードをはりつける乾式方法で、予算に合わせて断熱材を選ぶこともできます。旭化成の「ネオマフォーム」は、数ある断熱材の中でもトップクラスの熱伝導率 λ=0.020W/(m・k) 新築住宅の次世代省エネルギー基準と同じ断熱材を使用できます。

窓の断熱

2つ目は、窓の断熱です。マンションの場合、共用部である窓は、個人で窓を交換することができないので、既存窓の内側に樹脂材の窓を取り付けて(二重窓)、「Low-E 複層ガラス」を選べば、1.5倍の断熱対策をすることができます。

温熱環境を高めて快適な暮らしへ

近年は管理組合の共用部工事で、複層ガラスの窓に交換するマンションも増えました。

そうしたマンションの場合、断熱効果はすでに上がっているので、上記のような工事をしなくても、例えば「すだれ」や「グリーン」を置くだけで日よけになります。

また最近では、日当たりのよい窓際を利用して、「インナーバルコニー」として間取り変更するのも好まれています。サンルームや室内干しスペースとして活用できるのが人気の理由です。

地球温暖化が進む昨今、温熱環境を高めて、快適で豊かな暮らしをしてみませんか。

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