マンションのリフォームを成功させるためのポイント【松戸・流山・柏】

マンションのリフォームを成功させるためには、以下のようなポイントを押さえておこなうことが大切です。

設備の劣化度合いを考慮する

マンションでも戸建て住宅でも、リフォームをおこなう際は、設備の劣化度合いを考慮しておこなうと、無駄な出費を抑えることができます。

たとえば、新築から5年程度経過すると、トイレのパッキンなど、小さな部品類が寿命を迎えてきます。
部品程度であれば、交換程度で済みますが、さらに10年、15年と経過すると、換気扇や給湯器、トイレなども交換時期になります。
そのため、できればまとめてリフォームしたほうが経済的です。

「あれが壊れた、これが壊れた」という感じで交換すると、お金が余計にかかってしまうので、ある程度、設備の寿命を考慮してリフォームの計画を立てておくとよいでしょう。

規約と見積もりの確認

こちらの記事でもご紹介したとおり、マンションのリフォームをおこなう際は、規約を確認して、管理組合の理事長宛に工事の申請をおこなわなければなりません。

リフォーム業者と工事についての打ち合わせをおこなう際は、業者ともしっかり管理規約を共有してください。

業者に現場を確認してもらい、マンションの構造を実際にチェックしてもらうことも大切です。
マンションの構造や工法により、希望のリフォームができない場合もあります。
工事の内容が変われば、見積もりの内容も変わるので、業者には必ず現場をチェックしてもらってから見積もりを出してもらいましょう。

工事を始める前にやるべきこと

マンションのリフォームは、実際に工事を始める前にやるべきことがたくさんあります。
これらは、すべて忘れずにおこなわなければなりません。

まず、先ほどもご紹介した「管理組合への工事申請」です。これをおこない、組合の許可を得てからでないと工事を始めることはできません。

組合の許可が下りたら、近隣に住む住人の許可を得ましょう。
業者ともしっかり打ち合わせをして、工事の日程についてもなるべく住人と共有することが望まれます。

実際に工事を始める前に、業者とは再度、管理規約の確認をおこない、誤った工事をしないよう配慮します。
リフォーム中の住居や、業者の車両の駐車場所なども忘れずに確認しておきましょう。

実際に工事が始まったら、すべて業者任せにするのではなく、工事の進捗具合は自ら確認しましょう。
疑問に思うことがあれば、業者といっしょに確認することで、後々のトラブルを防ぐことが可能です。

マンションリフォームの相場

リフォームは、予算もありますし、工事の内容によってもその費用はピンキリです。ただ、実際にリフォームをした方が、どれぐらいのお金をかけているのかということはわかります。

「住宅リフォーム推進協議会」が2020年におこなった調査では、リフォーム費用の平均は356万円でした。この数字は、リフォームをおこなった方が当初予定していた予算額である261万円よりも、95万円も高い額です。ただ、これは戸建て住宅も含む統計結果なので、完全に参考になる数字とはいえないかもしれません。

ただ、マンションリフォームの内容についてはかなり参考になります。戸建て住宅のリフォームをおこなった方は、リフォームせざるを得なくなってリフォームしている場合が多いのですが、マンションのリフォームをおこなった方は、設備をグレードアップするためにリフォームをすることが多く、想定よりも費用がかかりがちになるようです。

この傾向を考えると、マンションのリフォームでは、当初の想定よりもお金がかかることを覚悟しておいたほうがよさそうです。

(参照:「住宅リフォームの消費者・事業者に関する実態調査」について http://www.j-reform.com/pdf/r2_chosa.pdf

リフォームの工事別費用の目安

工事別の費用の目安は以下のとおりです。

  • キッチン:50~150万円ほど
  • バスルーム:50~150万円ほど
  • トイレ:~50万円ほど
  • 洗面所:~50万円ほど
  • 床(6畳)の張り替え:~20万円ほど
  • クロスの張り替え(6畳):~6万円ほど

素材、設備が異なる場合は、この範囲に収まらない場合もあります。平均的な金額だとご理解ください。

工事をおこなう際は、それとは関係のないところで意外にお金がかかるので注意が必要です。

たとえば、お住まいのマンションをリフォームする場合は、仮住まいを探さなければなりませんし、家具やそのほかの荷物を収納するトランクルームが必要になる場合もあるでしょう。

このように、リフォームをすると、リフォーム以外のところでお金がかかってきます。せっかくリフォームするのに、現行のインテリアのままでは納得できないという方もかなり多いはずです。リフォームをおこなう際は、このようなリフォームに付随する部分まで考えて計画を練ることが重要です。

リフォームで費用を節約する方法

ご説明したように、リフォームの際は、何かとお金がかかります。
そのため、計画段階から、資金には余裕をもつ必要があります。
リフォーム業者に現場を調査してもらい、見積もりを出してもらうわけですが、実際はその見積額の1割程度は多めに見ておくことをおすすめします。

また、リフォームをおこなう際は、国やお住まいの自治体で補助金を出していることがあるので、計画段階から情報収集しておくとよいでしょう。
自治体により補助金制度の有無や内容は異なりますが、多くの自治体で、省エネルギー化やバリアフリー化の際に使える補助金制度を用意しています。
補助金は返済の必要のないお金ですから、条件を満たしているようなら、積極的に利用しましょう。

マンションリフォームの工期

リフォームは、どんな作業をおこなうかにより、当然ながら工期の長さは変わります。
クロスの張り替え程度なら、部屋の広さにも寄りますが1部屋につき1日確保すればよいでしょう。
これがフローリングとなると、少し時間がかかり、2~3日程度かかります。

トイレやバスルームのリフォームは、バスタブや給湯器の交換を含め、少なくとも数日はかかる作業になります。
キッチンはさらに工期が長くなる傾向があり、キッチンのシンクや調理台、ガス台を交換するだけでも、1週間以上かかる場合があるので、スケジュールを考える際は注意が必要です。

リフォームの工期は、作業内容だけではなく、これまで使用していた設備を取り壊す作業などにも影響されます。
設備や工事に必要な建材が予定どおりに届かず、工期が延びてしまうということもありえます。
このような不測の事態が起こりうることも頭の片隅に入れ、工事の進捗状況を細かくチェックするようにしましょう。

リフォーム工事前のあいさつ回りについて

工事に際し、もっとも影響を受けるのは近隣住民です。工事の日程が決まったら、遅くとも1週間前までに、近隣住民へのあいさつを済ませておきましょう。

通常、業者は工事の前に近隣住民へのあいさつをおこないますが、任せっきりにすると、トラブルの種になる可能性があるので、できれば業者より先にあいさつに行ければ理想的です。
こうすることで、近隣住民からの好感度も上がりますし、あとからあいさつに行く業者にとっても、訪問販売などと混同されずに済むのでありがたいというものです。
工事をスムーズに進めるためには、こういった下準備をしっかりしておくことが重要です。

工事の告知については、すべての住民の目に触れるよう、共用の掲示板やエレベーターの中などに掲示します。
工事となると、住民以外の職人さんなどが出入りすることになるため、近隣住民だけではなく、マンションの住民すべてに告知する必要があります。
告知する内容は、「工事の詳細な内容と期間」「施主とリフォーム業者の連絡先」「作業の時間帯と曜日」です。

マンションリフォームの際に考慮すべきこと

これから住むことになるお部屋ですから、こだわりをもって作り上げたいものです。マンションリフォームの際にこだわるべきことについてご紹介しておきましょう。

機能的で暮らしやすい部屋

いくらおしゃれなお部屋でも暮らしにくいのでは問題です。そこに住む人が快適に暮らせてこそ、リフォームする意味があります。そこで暮らす人がすべて満足できるような機能性をお部屋にもたせることが大切です。

部屋の雰囲気

自分好みの部屋を作れることがリフォームの醍醐味ですから、部屋の雰囲気作りにはとことんこだわりたいものです。イメージを膨らませておくと、資材を選ぶ際もスムーズにいくでしょう。

採光や通気性も意識する

採光や通気性、断熱性などは、快適に暮らせるかどうかを左右する要素です。電気代にも関わってくるので、事前にしっかり業者と相談しておきましょう。

収納

暮らしで欠かせないのが収納スペースです。マンションリフォームにおいても、機能的な収納スペースを確保することは課題だといえます。ライフスタイル、部屋の雰囲気なども考慮して、機能的な収納スペースを確保できるようにデザインしたいものです。

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