マンションをリフォームする際のポイントと注意点をご紹介します。
マンションは、一戸建てとは異なり、リフォームをすべて自由におこなうわけにはいきません。
これから、マンションのリフォームをお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
リフォームは専有部分しかできません
マンションは、戸建て住宅とは異なり「共有部分」が存在します。
玄関のドアの外側や、コンクリートの躯体、バルコニーなどが共有部分です。
バルコニーが共有部分というのは意外に思う方もいらっしゃるかと思いますが、バルコニーやベランダは、専用使用はできるものの、緊急時には通路として使用することになるので、勝手に物を置いたり、加工したりすることはできないので共有部分とされています。
玄関のドアは、内側は専有部分です。
紛らわしいのは、サッシや窓枠、窓ガラス、網戸などでしょう。
これらはどちらかわかりますか?これらは共有部分になります。
マンションには管理規約がありますので、よくわからない場合は管理組合などに問い合わせてみるとよいでしょう。
中古マンションを購入してリフォームする方法も
現在、居住しているマンションではなく、中古マンションを購入してリフォームをする方がとても増えています。
新築の戸建て住宅を購入するよりもお金がかからないことも、多くの人が中古マンションの購入を選ぶ理由だといえます。
鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造のマンションなら、耐久性の面でも優れていますし、築20年以上経過していれば、価格もかなり安定しています。
これは資産価値を考えてもとても有利なことです。
最初からリフォームするつもりで購入するので、作る楽しみも得られる中古マンションの購入。
ご自身やご家族のライフスタイルを考慮した住みやすいお部屋にリフォームするなら、中古マンションの購入がおすすめです。
リフォーム前は管理規約をチェック
その管理規約ですが、リフォームの前には必ず確認しましょう。
いくらリフォームするのが専有部分とはいえ、必ず管理組合の理事長宛にリフォームの申請が義務づけられているはずです。
マンションの部屋の所有者は、リフォームの前に定められた書類をそろえて、理事会の承認を得なければなりません。マンションにより、独自のルールが定められている場合もあります。
そのルールを無視してリフォームしてしまうと、後々、原状回復を求められるケースもありますので、管理規約の確認と理事長宛の申請は忘れずにおこないましょう。